YMF2019

港湾・海運業界における持続可能性、多様性と調和

横浜港開港160周年を記念し、10月21日から25日までの一週間、Yokohama Maritime Forum 2019 (YMF 2019: 10月23日と24日、参加費有料)を中心に、IAPH やSEA/LNG等の関係団体と共同で様々な会合(関係者のみ参加)が開催されます。

このフォーラムでは「港湾・海運業界における持続可能性、多様性と調和」をテーマとしており、一週間を通じてすべてのイベントはこのテーマに深く関係し、業界共通の社会的責任を含めて、多岐に亘る課題について議論します。特に、YMF2019に関しては、横浜港の160年の歩みを一つの集大成として、継承すべきものは継承し、イノベーションすべきものを創造していく、所謂「温故知新」の願いを込めて、YKIPの主催により開催するものです。

2020年1月1日に発効する船舶用燃料のIMO硫黄排出規制だけではなく、2050年にGHGの排出を50%削減する目標も着実に迫っている中、関係業界にとって持続可能なビジネスモデルの創出と環境対策が両輪となり、技術革新もさることながら、様々なチャレンジにどう立ち向かうのか、賢者をYMF2019に集結させて議論してもらいます。また、業界では多様性への対応はかねてより課題となっていますが、残念ながら日本は明らかに世界に後れを取っています。特に21世紀における多様性には複雑な交差性も重なり、日本は世界に追いつき追い越せるのか、少し大げさかもしれませんが、これからの将来に向けた試金石としてYMF 2019が出発点になることが期待されます。

更に、大気汚染のみならず海洋の生態系を維持するためには、船舶による海洋汚染を防止することはもとより、陸上からの廃棄物や汚染物質の流出防止や回収は、世界人類すべての共同責任ですが、特に海洋の恩恵を受けている海運や港はより積極的に海洋汚染防止に取り組む必要があります。このためには、海運と港湾の協調と調和、環境関連技術革新と採算性の調和、更に多様性対策も調和されなければなりません。それらの調和が達成した時にこそ、事業の持続可能性が初めて担保されます。

YMF 2019では、上記のような課題に焦点を当てて、議論を深めていきたいと思っています。今回は世界の海運、港湾、その他業界団体、学術組織から錚々たる講演者にご参加を頂きます。業界団体では、ICS、BIMCO、INTERTANKO、INTERCARGO、CLIA、IAPHから事務総長やCEOなどトップレベルの方々が一堂に会する、世界的にみてもハイレベルなフォーラムです。

YMF 2019の開催で、世界を横浜に誘い入れ、横浜から世界に向けて有意なメッセージを送る発信基地とする、第一歩にしたいと思っています。また、この機に横浜に集結する世界各国の方々に横浜の魅力に触れてもらい、横浜の真の友人になってもらいたいと願っています。更に、YMF2019のような取組の一つずつを丁寧に積み重ねてゆき、横浜港の未来につなげて行きたいと願っています。

YMF 2019では英語を原則公式言語とし、日英同時通訳付き。会議期間中、コーヒーブレークやランチ、開港160周年記念晩餐会を通して、来場者に様々なネットワーキングの機会を提供することで、広範な参加者の双方向的な交流につながることを期待しています。YMF2019は非営利的カンファレンスであるため、参加料とスポンサーからのご支援を頂くことで、費用の一部を補填する計画です。

錦秋の港町、横浜で皆さんの御光臨をお待ち申し上げております。